20150501

4月29日(祝) 定時総会および記念講演

行事名  流山市立博物館友の会 平成26年度定時総会および記念講演
日 時  2015年4月29日(祝日)13時30分  晴れ
会 場  総会    流山市生涯学習センター 1階 会議室
      記念講演 同 上
      二次会   おおたかの森・庄や

Ⅰ 平成26年度定時総会

  会 場 流山市生涯学習センター 1階会議室
  開 会 13時30分~14時35分
  出席者  57名
  司  会     間藤 邦彦
  開会のことば 大出 俊幸
  会長挨拶   辻野 吉勝
  来賓挨拶   流山市立図書・博物館館長 小栗信一郎氏
  議 長     新保 國弘
  議 事 1.平成26年度事業報告(案)
       2.平成26年度収支決算報告および決算監査報告(案)
       3.平成27年度事業計画(案)
       4.平成27年度会計予算(案)
       5.平成27年度役員改選(案)
 全ての審議事項は賛成多数の拍手で承認されました。
  新会長挨拶 大出 俊幸
  閉会の言葉 小倉 冴子

辻野吉勝会長

流山市立図書・博物館館長 小栗信一郎氏

大出俊幸新会長
「学ぶとは希望を共に語ること。会を楽しくやっていきたい」



Ⅱ  総会記念講演  15時~16時35分

演 題   8月15日 満州少年の日々
講 師   藤原 作弥氏 (元・日銀副総裁、元大宅ノンフィクション賞選考委員)
講師紹介 西村喜美江
参加者   記名されていた方だけで 129名(150名近くかも)

 この年、戦後70年となり、戦争を実際に体験した人も少なくなっている。講師は終戦時、9歳、旧満州の興安に住んでいた。ソ連軍侵攻を知り、安東にたどりつき、そこでの生活、そして、なんとか家族で帰国できた。実体験を通して逃避行のあり様を赤裸々にお話頂いた。満州でのクラスの3分の2は疫病、飢餓、そして、ソ連軍の無差別射撃で失っていた。
    日本は戦前は 軍事大国、戦後は経済大国であった。これからの日本は生活文化国としてい
なければならない。(石垣 幸子)  

150名近くの方が講演を聞きに来られて会場はたちまち満席になりました

講師を紹介する西村喜美江・元アナウンサー
 
 命日会は、終戦時に旧満洲で起きたある事件で犠牲になった人々の鎮魂を祈る生存者を中心とした集まりです。
 "事件"とは、終戦前日、昭和20年8月14日、満洲の葛根廟という名のラマ教寺院がそびえる丘の草原で、ソ満国境近くの興安街(現・中国・内モンゴル自治区ウランホト市)在住の約1300人の民間日本人の避難団がソ連の戦車軍団に殺戮されたジェノサイド(大量殺人)です。
 当時ソ連は日本との間に中立(不可侵)条約を結んでいたにもかかわらず、一方的に破棄して、8月9日午前零時を期してスターリンの号令一下、国境を越えて満洲に進撃して来ました。これは、後に日本軍兵士約60万人をシベリアに連行し、約6万人を凍・病死させた暴挙と並ぶ国際法違反です。
 当時、興安街に住んでいた約4000人の日本人のうち東部地方の約1300人は近くの葛根廟駅から列車に乗るため徒歩で避難中でしたが、午前11時頃、突然、寺院の丘の影から14台の戦車と装甲車が現れ、一斉に銃撃を開始しました。戦車は鎌首をもたげてキャタピラーで逃げる老若男女を轢殺しながら、迫撃砲を発射したのです。
 又、歩兵隊は自動小銃を乱射、真夏の草原は瞬く間に赤い血で染まり、阿鼻叫喚の地獄絵図と化しました。
 近くのクリークのような壕に逃げ込んだ人々には自死を選んだものも多くいました。お互いを短刀で刺し違えて果てた親子。青酸カリを仰いで死んだ家族。手榴弾で自爆を図ったグループ。生存者は100人もいませんでした。
 この葛根廟事件で生き残った人が中心になって犠牲者を弔い、事件を世に語り継ぐ「命日会」を結成したのは昭和30年でした。……

  少年時代に旧満州で遭遇した終戦の日々を、静かに語られる元日銀副総裁で作家の
  藤原作弥氏


事件のあった興安(現モンゴル自治区ウランホト)と目的地安東(現在の丹東)に赤印を付けておきました。有名なノモンハンは、興安の北西に位置することを今回知りました

興安(ウランホト)は、長春とハルピンの三角形西方向の交点にあります
  
 ◆2014年7月に藤原作弥氏の司会で、日本記者クラブで行われた
 <大島満吉・興安街命日会代表 著者と語る『葛根廟事件の証言 草原の惨劇・平和への祈り』
   >の映像記録(75分)をご覧になりたい方は、次のユーチューブで見ることができます。

   https://www.youtube.com/watch?v=f_mCxJPgcVE

◆藤原作弥氏が講演の中で紹介された次の本がおすすめ。
 崙書房でも出していたのですね。
  大櫛戊辰 『殺戮の草原 満州・葛根廟事件の証言』 東葛商工新聞社、1976年
  大櫛戊辰 『蒼空と草原殺戮の草原葛根廟巡礼記』 崙書房出版、1996年
  読売新聞大阪本社社会部 『葛根廟-新聞記者が語りつぐ戦争 ()』 新風書房、1992年
  藤原作弥 『満洲、少国民の戦記』 社会思想社〈現代教養文庫〉、1995年
  藤岡信勝、自由主義史観研究会 『教科書が教えない歴史』 産経新聞社、1996年
  興安街命日会 『葛根廟事件の証言 草原の惨劇・平和への祈り』新風書房、2014年

Ⅲ 二次会  17時20分~
   進 行  阿部 辰数
   参加者  36名     会費  3,500円

講師の藤原作弥氏も同席して、阿部さんの名進行で楽しいひとときを味わうことができました